従来の歯周病の治療

歯周病に対する従来のアプローチは、プラークコントロール、歯石除去、抗生物質と抗真菌剤の使用そして5年前くらいからは次亜塩素酸電解水を使い(これは現在でも行っています。)、歯周病菌を溶菌殺菌しトリートメントを行っていました。しかしながら、そういうアプローチをしても、除菌後一時口腔内の菌叢は変わるものの、長期的には細菌叢が変化する事はなく、位相差顕微鏡で観察すると数か月後には必ず歯周病菌は後戻りをしてきてしまいます。

例えば以下は30代の男性の方の口腔内の細菌叢を、位相差顕微鏡で観察した動画です。

上の動画が術前の口腔内細菌叢の様子で、下の動画がパーフェクトペリオウォーター(次亜塩素酸電解水)を使い、歯周病菌を溶菌殺菌するトリートメントを3か月に1度4回行った、1年後の口腔内細菌叢の状態です。

歯周病に対する従来のアプローチは、プラークコントロール、歯石除去、抗生物質と抗真菌剤の使用そして5年前くらいからは次亜塩素酸電解水を使い(これは現在でも行っています。)、歯周病菌を溶菌殺菌しトリートメントを行っていました。しかしながら、そういうアプローチをしても、除菌後一時口腔内の菌叢は変わるものの、長期的には細菌叢が変化する事はなく、位相差顕微鏡で観察すると数か月後には必ず歯周病菌は後戻りをしてきてしまいます。

例えば以下は30代の男性の方の口腔内の細菌叢を、位相差顕微鏡で観察した動画です。

上の動画が術前の口腔内細菌叢の様子で、下の動画がパーフェクトペリオウォーター(次亜塩素酸電解水)を使い、歯周病菌を溶菌殺菌するトリートメントを3か月に1度4回行った、1年後の口腔内細菌叢の状態です。

この様にパーフェクトペリオウォーター(次亜塩素酸電解水)を使い、歯周病菌を溶菌殺菌するトリートメントを行っても一時的な効果しかなく、口腔内の細菌叢は全く変化が有りません。それでは何故、口腔内の歯周病菌が繁殖してしまうのでしょうか?

 

以下は80年以上も前にドイツで、「哺乳類の血液には常に植物起源の体内共生微生物が存在する。」事を発見し研究成果を上げたエンダーレイン先生の言葉です。

(暗視野顕微鏡による血液観察ギュンダー・エンダーレイン博士の研究から一部引用)


「基本的に、病気や疾患が多数あるのではなく、1つの基本的な疾患があるのみである。つまりそれは血液が過剰に酸性であり、それにより全身の調整の仕組みが崩れる事であるが、これらは主に生活様式と食生活の誤りに負う所が大きい。肉、魚、卵など多量な動物性蛋白質を摂る現代の食生活が酸性過剰な状態を生み出し、それによって体内の共生微生物を強化させてしまうのである。よって、乳製品野菜中心の食生活こそが生物学的、栄養学的、生理学的に正しい食事内容であって、乳製品野菜中心であれば塩基やアルカリ塩の豊富なことから酸性過剰な状態が緩和される。乳幼児期から、またさらによいのは結婚前の女性が母親になる前からこの様な食事を摂る事ですべての疾患を治し、防ぐことができるのである。」

 

この様にエンダーレイン博士は全ての慢性疾患は、体内共生微生物(エンドビオント)が発達段階の上の形態になってしまった為起きているとしています。ということは、歯周病も食生活などが原因で体内環境が酸性になりスピロヘータ等の発達段階上部の病原性菌が増えて引き起こされているのであれば、「食生活を正し体内環境をアルカリ性にすれば、スピロヘータなどの悪玉菌が減少し歯周病の症状も落ち着くのではないか?」という仮説を立てることが出来ます。

そこでこの疑問を解消するために、2人の被験者の方に体内をアルカリ性にする生の果物野菜中心の食生活と栄養補助食品のノニ・ジュースを1日50ml摂取していただきました。その結果2人とも歯周病の悪玉菌が大幅に減少し、歯肉の状態が改善しました。エンダーレイン博士のいう事は正しかったのです。

 

体内環境がアルカリ性になると歯周病菌が減少する

症例1

次の画像は40代の女性の方の口腔内の位相差顕微鏡で観察した細菌叢の動画です。治療前の上の動画には少し薄くて見えにくいのですが、細くらせん状のスピロヘータという歯周病の悪玉菌がうじゃうじゃいました。勿論これだけ歯周病菌がいれば、歯肉が腫れ歯周病が進行しています。そして下は食事改善後3か月の口腔内の歯周病菌のでの観察像。術後にはどの視野を見ても、少し太めの運動性桿菌は残っていたものの、スピロヘータは殆ど観察されなくなりました。また歯肉の腫れも引いて、以前起こっていた急発症状は出なくなり歯周病の症状も落ち着きました。

術前の口腔内写真です。

食生活改善+ノニジュース摂取後3か月

間に2回歯石除去を行いました

特にブラシング指導はしていません。

症例2

そして、こちらの症例でも症例1と全く同じように歯周病菌スピロヘータの減少が見られ、結果の再現性を得ることが出来ました。この症例でも実践していただいたのは、食生活で生の野菜果物の比率を上げる事プラス一日50mlのノニジュースを摂取することのみでした。しかしながら、年末年始を挟んだ実験になったので、食生活は思ったようにコントロール出来なかったという事ですので、ノニジュースの影響が大きかった可能性が有りました。また、唾液のPHも7弱から8に近い位のアルカリ性に変化しました。症例2でもエンダーレイン博士が言うように体内がアルカリ性になると、体内共生微生物である歯周病菌の発達段階が下部に変化し、病原性が減少しました。

上が実験前、下が3週間後の位相差顕微鏡による口腔内細菌の状態です。まだ運動性の桿菌が残ってはいるものの明らかにらせん状に動く歯周病の悪玉菌であるスピロヘータが減少して、菌叢が変化しているのが観察できました。

歯周病の古くて新しい考え方

現代医療では歯周病の原因は歯周病菌が主因であると考えられています。この病因論は虫歯のページにも書いて有りますが、ルイ・パスツール(1822-1895)の功績です。パスツールが提唱した病因説は殆どの現代医学の基礎となっています。この理論は病原性細菌が大概に存在しその時に体の防御力が落ちていると、外部から感染してしまうという考え方です。しかしながら細菌は、エンダーレイン博士が提唱したように、体内の環境に応じて形態や病原性を変化させいくのが本来の姿なのです。ですから、歯周病菌を敵とみなし除菌しても上記の最初の症例で示したように体内環境に応じてまた同様の発達を遂げて細菌叢は後戻りしていきます。私たちが戦うべきは細菌では有りません。歯周病菌が発育し病原性を持って口腔内に定着している本当の理由は私たちの体内環境に有るのです。歯周病菌を減らすためには食生活を見直しましょう。

 

歯周病を改善するためのお勧めの食生活は人本来の食性である果実葉食を実践することです。加工食品、穀物、動物性のたんぱく質、甘いもの、一部の豆類などの酸性の食品の摂取は最小限にし、アルカリ性食品である生の果物や一部の葉物野菜中心の食事をしましょう。また南国の果実であるノニを使った製品も体内環境をアルカリ性に整えるのに役立つでしょう。食生活について詳しくは、このHP内の以下のページを参考にして下さい。

 

「虫歯は削らず食事で治そう」

http://www40.jimdo.com/app/s6fb208b288633073/p044c3d020b32b89a/#/hm:cc-eh-close

 

「人間の本来の食性は?」

http://www40.jimdo.com/app/s6fb208b288633073/p6375813630121289/